11月22日(火)、4人組のガールズグループ@onefiveが自身初のクリスマスイベントとなる「@onefiveオンラインライブ –Blue Winter 2020-」を開催しました。
今回は初めてのオンラインイベントを行ってから5か月ぶりのライブとなり、前回ラスト曲に「また皆さんに会える日を願って、その日を”約束”できたらいいなと思います」と締めくくった楽曲「Pinky Promise」から今回のライブは幕を開けました。
「いろんな人に支えられてきた」というフレーズから始まるこの曲は、この困難な状況の中でもいまライブが出来ていることをかみしめているようで、再会の“約束”を守るファンファーレのごとく響きわたりました。
「Pinky Promise」を歌い終えた@onefiveのメンバーはチャットでファンとの交流を行いつつ、最近携帯を水没させ新しい携帯になった話や、球技大会で初戦敗退した身近なエピソードなど、高校生らしい話題で楽しいトークを展開。そんなトーク内で前回のライブから5か月の間にファッションブランド「アプレジュール」とのSNSでの着用モデルを開始したことに触れ、アプレジュールでのTikTok撮影が楽しかったことから、突如TikTokを開設するという流れに。どんなTikTokの動画が見たいかチャットで聞くなど自由なトークがさく裂しました。
トーク後には10月に配信リリースされた「雫」を初パフォーマンス。前回のオンラインイベントではまだコロナの影響もあり、「雫」のレコーディングを行っていなかったことから、インストのみでダンスパフォーマンスした楽曲で、ファンの皆さんも5か月待ち望んでいたパフォーマンスになりました。
静かな雨音から始まるこの曲は、しっとりとしたメロディーから展開するも、サビでは一転して激しいビートに変わり、印象的な振付の“傘さしダンス”や雫が落ちるような“雫ダンス”が登場。次々にフォーメーションを変えるダンスはインストバージョンからさらに難易度の高さをうかがわせた。初パフォーマンス直後からチャットでファンも「かっこいい!」「想像の上をいった」と大絶賛。緊張の初披露を終えたメンバーはそのコメントを見てホッとした様子でした。
今回初のクリスマスイベントに挑んだ@onefiveだが、この日のためにクリスマスプレゼントとして歌とダンスを披露しました。
披露した楽曲はBoAさんの「メリクリ」。SOYOのピアノ伴奏に、伸びやかな歌声と、ハーモニーを奏で、クリスマスに相応しい雰囲気を一気に作り上げました。この曲が始まる前にMOMOは「初めてのアンサンブル、みんなで練習してきました。皆さんの心にこの曲が届いたらいいなって思います。私たちと皆さんとのラブソングです」と語り、ファンの皆さんに向けて寄り添い、届けるように歌っていたのが印象的でした。
そして、もう一つサプライズ披露となったのが、@onefiveの作曲を担当している辻村有記の楽曲「Snow White Castle」でダンスパフォーマンスを披露するというもの。無観客オンラインライブならではのステージとフロアを自由自在に行き来してダンスパフォーマンスする演出で、カメラもワンカメの一発撮り。生配信という中でMusic Videoのようなダンスパフォーマンスとなりました。メンバーがカメラを誘導し次々場面転換していく映像は、エモーショナルなメロディーと相まって、最高の臨場感を演出。ダンスもコンテンポラリーの要素やバレエ、ダイナミックな4人のダンスから、細やかな指先や足の動きのダンスなど多岐に渡り、@onefiveが踊るダンスバリエーションの豊富さを証明しました。最後はクリスマスツリーを中心にメンバーが飾り付けを行い、ツリーのてっぺんにリボンをつけてツリーを完成させるなど、クリスマスの要素がふんだんに使われたパフォーマンスとなりました。
この楽曲を選んだことに対してメンバーは、「大事な人に、言葉を伝えることの大切さを気づかせてくれた楽曲」と語り、今心から届けたい気持ちをパフォーマンスで代弁していました。
ライブの終盤にはお知らせもあり、来年2021年にはシングルを発売することを発表。詳細は2021年に発表される予定とのこと。そして、来年の目標についてメンバーは、「コロナが収まったらSOYOの地元である大阪や、全国でライブを行いたい」と語り、Zeppツアーをやってみたいと盛り上がりました。
ライブの最後に披露された楽曲は@onefiveにとって初めてのシングル発売となった「まだ見ぬ世界」。エモーショナルな歌唱とキレのあるダンスで、楽曲が持つさらなる魅力を爆発させ、GUMIはこの楽曲披露とともに「来年もこの4人で“まだ見ぬ世界”を目指して頑張っていきたい」と抱負を語り、バリエーションに富んだこのイベントを締めくくりました。
今回の配信は12月25日(金)のクリスマスまでアーカイブ配信が実施されるので、見逃した方はクリスマスの雰囲気をぜひとも味わってみてください。(写真: AZUSA TAKADA)