陸上選手の桐生祥秀が主宰するK-Projectは、12月25日(土)にフジビレッジ/富士緑の休暇村にて、県内外から約380名の親子参加者を迎え入れ、Sprint 50 Challengeをはじめ、様々なスポーツを楽しめるスポーツフェスティバル「Sprint 50 Sports Festival in Yamanashi」を開催しました。
なかでも今回、山梨県で初の開催となった「Sprint 50 Challenge」は、桐生選手と世代を超えた親子たちが50m走で、本気の勝負を繰り広げました。参加者一人ひとりが50mの計測に挑み、世代および性別ごとに8名の上位者が決勝に進出。大勢の参加者が固唾を飲む中、桐生を含む9名がスタートの合図とともに、全力疾走をしました。決勝で6秒48(人工芝)を記録した桐生選手は、「多くの大人の皆さんも本気で走っていただけ、子どもたちもお父さんやお母さんの前でかっこいい姿を見せられたと思います。決勝で走った皆さんも速くて、僕も本気で走りましたが、結構ヒヤヒヤしました」と、決勝を笑顔で振り返りました。Sprint 50 Challengeを通じて、同じ地域の参加者や親子同士でも「パパ、頑張れ!」や「桐生選手に負けるな!」などの声援が飛び交い、青空の下、雪の積もる富士山を背に、約380名の参加者は桐生選手とともに今年を締めくくる最高の笑顔で新たな50m走を楽しみました。
また、午前中には、親子で体験する「スプリント・チャレンジ」、「サッカー・チャレンジ」、「ラグビーチャレンジ」を実施。アテネ五輪水泳日本代表の山梨出身アスリートである高橋友喜子さんや地元を代表する女子サッカーチームFCふじざくら山梨をはじめとした、数多くの地域スポーツクラブやアスリートがそれぞれの競技の指導やゲームを実施し、イベントを盛り上げました。桐生選手も、全セクションを周りながら、参加する親子と一緒になりながら、それぞれのスポーツの楽しさやチャレンジする面白さを伝えました。
ランチタイムには、桐生選手による「アスリート・トークショー」も実施。東京五輪前に合宿を行った富士北麓エリアの思い出や、自身の子どもの頃のスポーツ活動だけでなく、クリスマスにちなんだプレゼント抽選会も実施。プロデューサー「桐生祥秀」として、地元のキッチンカーの暖かい昼ごはんを家族団欒で楽しんでいる参加者を楽しませていました。
今回、山梨県内から参加した親子は「桐生選手と一緒に走れて嬉しかったです。普段、ラグビーのコーチをしていて、娘とも一緒にラグビーをしているが、違う競技にチャレンジできることは、新鮮で楽しかった」と笑顔で語りました。
また、今回初の試みとしてサスティナブル活動の一環として不要になったシューズを回収し子どもたちにシューズをおくり、外で駆け回る環境を支援する「Shoes for the Future Project」をスタート。実際に靴をもってきた方々からは「この靴でいいタイムで走れたけどサイズが小さくなったから持ってきた。同じようにこの靴で走ってほしい」「ケガをしないようにこの靴を履いてほしい」といった声も。シューズは約250足以上集まり、NPOを通じて世界の子どもたちに届けられます。
今回のイベントプロデュースした桐生選手は、「皆さん、今日50mを本気で走ってみてどうでしたか?子どもたちも多くの笑顔が見ることができましたし、お父さんやお母さんの本気のチャレンジも見ることができてよかったです。ここから帰るときに、“今日、かけっこたのしかったね!”などのような会話をたくさんしてほしいです。また、子どもたちは“お父さん、連れてきてくれてありがとう”としっかりと伝えましょうね!この様な活動を通じて、スポーツを活用した地域の交流や親子の絆を深める活動をしていきたいと思います」と、山梨で初開催となった本イベントを振り返りました。
桐生選手およびK-Projectは、今後も全国各地の皆様とともに、スポーツやSprint 50 Challengeを通じた地域活性化と新たなコミュニケーションの創出を生み出す活動を行なっていきます。
桐生選手からサプライズ企画!全員で全力疾走!!
親子で一緒に挑戦!ラグビー・チャレンジ
FCふじざくら山梨 山路ランニングコーチによるスプリン・トチャレンジ
桐生サンタの登場!アスリートトークショー・抽選会
Shoes for the Future Projectブース