12月19日(日)、映画「リモート探偵」の完成披露試写会が行われ、赤澤遼太郎さん、松田昇大さん、千葉誠治監督とともに太田将熙が登壇しました。
本作は太田も出演した、「シュウカツ」シリーズを手掛けた千葉誠治監督が、監督・原作・脚本を務めるサスペンスコメディ。
自宅でリサーチャーの仕事をしながら、引きこもり生活を送る主人公が、幼なじみに誘われ、SNS仲間とともに、リモートで探偵業に挑む姿を描きます。
太田は、主人公・人徒改太の幼なじみのテレビ局員・街道進夢を演じました。
今回演じた役柄について太田は「進夢はバラエティー番組のADをやっていて、少し天然っぽいキャラクターなんですけど、僕はどちらかというと正反対の性格で。なので、撮影時は監督からのオーダーで、結構テンションを上げて演じていました」と演じる上での工夫を話していました。
キャラクター同士が直接対面せず、全編リモートで物語が進行する本作。撮影は同じ部屋でそれぞれがカメラに向かって芝居をし、声だけが聞こえる方法で行われたとのこと。
「受けの芝居が多かったのもあって、難しかったですね。本当は台詞がないところで台詞を入れたりしたかったけど、(相手の)顔が見られないからどういうテンションなのかがわからなかったりしました」とリモートでの撮影の苦労話も。
また、太田は8月に上演していたミュージカル「ジェイミー」の歌稽古も同時期に行っていたことを告白。朝、本作「リモート探偵」の撮影をして、間に「ジェイミー」の歌稽古に行って、また映画の撮影に戻ってきて…というスケジュールをこなしていたんだそう。
「あまりにも別人を1日で演じ分けていたので、自分で情緒がわけわからなくなってました(笑)。歌稽古場に行くと、朝からヘアセットバッチリなので、“気合い入ってるな~”って思われてたような気がします」と撮影当時を振り返っていました。
最後には、「コロナ禍だからこそ生まれた発想。新しい試みだし、できてよかったと思っているんですが…正直もうリモートではやりたくない(笑)。もちろん気持ちを込めて演じているんですが、心と心が通うのは人と会ってこそだな、と気づきましたね。もっとちゃんと人と会話したいなと思いました」と太田が打ち明けると、赤澤さんも「もう全編リモートはやめましょう!」と同意。千葉監督も「『リモート探偵2』は却下されたね」と笑っていました。