ロンドンを舞台に、下町の花売り娘が、言語学者のレッスンで見違えるように麗しい貴婦人へと変貌していく――。
11月14日(日)から帝国劇場にて上演がスタートした、ミュージカル「マイ・フェア・レディ」。
開幕を前に、Wキャストで主演の朝夏まなとさん、神田沙也加さん、別所哲也さん、前山剛久さん、寺西拓人さんとともに寺脇康文が初日前会見に登壇しました。
寺脇が本作に出演するのは、今回で4回目。別所さんとWキャストでヒギンズ教授を演じます。4回目ということで、「新装バージョンでG2さんの演出になって4度目の上演で、1作目から出させていただいています。この作品は、2つの“深み”がありまして、1つは脚本の“深み”。4回やってもまだ気づくところがあって、“やっとわかった”ということがあったり、“ここはこういうことだったのか”ということがあったり、セリフも“こういうことだったのか”と感じたり、そういう深みを感じています。もう1つは感情の“深み”。“ここはこういう気持ちだったのか”とまた発見する。そういう2つの“深み”がある作品だなあと思っています。これをまた帝国劇場という歴史ある劇場で演じられることが嬉しいです」と、参加の意気込みを語りました。
コロナ禍での公演は稽古場でもマスク着用を徹底していて、対策を強化中。今までは“食”も地方公演の楽しみの1つだったのですが、そこも今回は自粛…ということに関しては、「地方は…本当は美味しいものを食べたいけれども、いまは我慢のときですね。まずは、それぞれの土地のお客様と会えるっていう、これを幸せと感じると思います。それを1番のお土産にしたいと思っています」と、まずは公演にお越しいただく皆様と会えることを楽しみにしていた、寺脇。ぜひ、地方公演にお越しの方も楽しみにお待ちください。
今年はどんな年だったか、漢字一文字で表すと、、、という質問に対して、寺脇の回答は【雨】。
「今年は、試練の“雨”が降り続いた年でした。たまには雨に濡れたり、でも頑張って傘をさしたり、合羽着たり…。でも頑張ってみんなで試練の雨をなんとか踏みとどまった。そんな1年だったと思います。その中でもできることを考える、その雨を受け入れながら頑張った1年だと思います。ぜひ来年は…“晴(れ)”を!“雨”から“晴(れ)”になればいいなと思います」と話しました。