社長メッセージ

自らを再定義する「新創業期」

いつもアミューズグループおよびアーティストに多大なるご支援をいただき有難うございます。また、このたびの新型コロナウイルス感染症拡大により影響を受けられている皆様に、心よりお見舞い申し上げますとともに、医療従事者の皆様をはじめ、感染拡大防止にご尽力されている方々、また私たちの生活を支えるお仕事をされている全ての方々に、心より感謝申し上げます。

2020年、新型コロナウイルスによる未曾有の事態となり、世界中が大きな転換を強いられることとなりました。エンターテインメント業界も例外ではなく、常に激しい環境変化にさらされていますが、従来の当たり前が当たり前でなくなったこのたびは、一層大きな変化でした。私たちが強みとしてきたライブエンターテインメントの完全復活はまだ遠い未来である一方、それにかわる新しいスタンダードとして、デジタルを中心とした新サービスが日進月歩で開発されています。時は、環境の変化に対応できる企業だけが生き残っていくと言われるサバイバル時代。40年を超える歴史やその中で継承された当社の "モノづくり"精神に磨きをかける意味で、自らを再定義していくアミューズの「新創業期」であると捉えています。

弛まぬ好奇心と向上心を持った創造のプロ集団

アミューズの武器は「斬新」で「最高」の "モノづくり"ができるプロデュース能力です。その強みを活かし、ポストコロナの生活様式に対応したイマジネーションを具現化する "モノづくり"へシフトすることが急務です。その中でも、コンテンツごとに最適なプラットフォームを選択していくオンライン化は最重要課題の一つであると認識しております。

これまでのアミューズは、社業の柱となる売上の約7割を、ライブや舞台、そこから広がるマーチャンダイジングやファンクラブなどが占め、オフラインを中心に事業の拡大を遂げてきました。新型コロナウイルスの感染拡大により、今までのオフラインベースの考え方だけでは立ち行かなくなった今、私たちは今までにも増してデジタルベースな思考を高め、つくり、届け、そして新たな感動を生む、エンターテインメントの循環構造を確立させなければなりません。これは当社のみならずエンターテインメント業界全体に突き付けられた大きな課題です。

現在、配信プラットフォームは数多く開発され、新しい生活様式とともに、オンラインライブはエンターテインメントのニューノーマルとなりつつありますが、オンラインとオフラインが融合したハイブリッド型や、今後5Gの普及により加速する仮想現実など、ライブエンターテインメントのあり方は、時代とともにさらに多様に進化していくのだと実感します。

アミューズでも、2020年6月25日の横浜アリーナでの、サザンオールスターズによる公演を皮切りに、星野源、Perfume、ONE OK ROCK、エレファントカシマシ、flumpool、ポルノグラフィティ、福山雅治など、たくさんの所属アーティストたちが、積極的にオンラインライブを開催して参りました。

「画面の向こう側にいるお客様」に向かって、これまで業界を支え続けてきたライブスタッフとともに、アーティスト・スタッフが一丸となって「新しいライブのあり方」を試行錯誤した結果、たとえお客様と空間的には離れていたとしても、心がしっかりと繋がれる、そんな手応えを得ることができました。

ポストコロナにおけるライブエンターテインメントの意義や、新しい生活様式に対応したライブのあり方を通じ、エンターテインメント業界にとって「新しい未来」の兆しを感じさせる重要な一翼を担うことができたと思っております。

お客様とリアルな空間で分かち合える感動、人肌感あるコミュニケーションを最も大切にしてきたアミューズならではのオンラインとの向き合い方を、これからも技術進歩とともに追求していきます。

また、新時代のエンターテインメントを考えるうえで、"オンライン"と並んで重要なキーワードとなるのが"ストーリー"であると考えます。

エンターテインメントを世の中に発信することを考える際、従来は「何を」「どうやって」という2つの問いを中心に組み立てることを行って参りましたが、新時代においては、そこに「なぜ」という要素が必要不可欠となり、その必然を感じさせる"ストーリー"の重要性が高まっていると実感しています。個人がSNSを通じて発信できる時代だからこそ、いくら良質なエンターテインメントであっても、人々の「なぜ」に対する"ストーリー"なる必然がそこになければ、現在の人たちには、これまでのようには受け取っていただくことができません。「なぜ、今、それをやるのか」「人に話したくなる」「共感を生む」というような"ストーリー"のあるエンターテインメントづくりが、改めて重要だと考えます。

引き続き、弛まぬ好奇心と向上心を持った創造のプロ集団として "モノづくり"を強化し、お客様に様々な方法で楽しみをつくり届けていきます。

「新時代」をつくる "進化"

アミューズがたくさんの挑戦をしていくための新たなる一歩として、2020年には全社的な組織改編を行いました。さらなるスピード感、機動力を持たせるため、組織を細分化し、それぞれの専門性を活かしたプロデュース力を強化、そして共創精神に基づいた部門連携の改革を通じて、人々の新しいライフスタイルを彩る "モノづくり"を実現させ、アミューズは「新時代」をつくっていきます。

そんな志から、40年以上使用してきた「マネージメント部」という組織名称を、より "モノづくり"の意識を高めていく意味で「プロデュース部」に変更しました。

社員一人ひとりが磨く自分自身の感性を信じ、「見つけ」「育み」「届ける」。

全世界、日本、そしてエンターテインメント業界が変化しようとしている今こそ、アミューズ全員の創造力を進化させ、その総力を結集し "モノづくり"に邁進する、そんな決意を「プロデュース」という言葉に込めました。

また、新型コロナウイルスの影響によって、私たちそれぞれのライフスタイルとともに、働き方に対する価値観も大きく変化していくでしょう。アミューズは、一つの場所にとらわれるのではなく、人と寄り添う共生共創の場所を社員それぞれが選択し、創造力を最大化できる、発想豊かな働き方に移行していきます。

自らを深める "深化"

2020年、夏。愛する仲間との別れに、所属アーティスト、社員の全員がやり場のない気持ちとともに立ち尽くしたあの日。未だかつてない深い悲しみから、全員が前を向いて再出発できているかと言いますと、現実的には全く前進できておらず、アミューズの一人ひとりが悲痛な気持ちを抱える日々です。

あれから何度も自らのあり方を見つめ直す中で、今後のアミューズグループの礎となる、自らを深めていく「深化」。
先に挙げたように、新型コロナウイルスによってエンターテインメントのかたちは「進化」を強いられ、リアルからデジタルへのシフト、そして技術進歩によって、エンターテインメントの楽しみ方が変わる一方で、お客様との物理的な距離は遠くなり、互いの体温を直接感じづらい状況が生まれつつあることも事実です。そしてそれは、人と人との関係性も同様です。こんな時代だからこそ、自らの原点を見つめ直し、互いの絆を深め、支え合い、全員が心を一つにする。そんな「深化」を通じて、エンターテインメントを楽しみにしてくださっているお客様に向けて、さらなる楽しみ、喜び、感動を届けるという私たちの使命を果たしていく所存です。

私たちの生業は、仕事という関係性を超えて、人と人の想いを無限に足し合わせ、一つの大きな力にしていくことです。人の感情を動かすことは人にしかできません。 "モノづくり"に関わる全ての人たちと、生みの喜びや苦しみを互いに感じ支え合い、その体温と想いを宿らせてこそ、人の心を撃ち抜くことができる感動が生まれるのだと信じております。

そして、感動を届けられたという確かな手応えを実感した時、私たちもお客様から、かけがえのない感動をいただいおります。それが次の "モノづくり"への活力となって、より大きな感動の源泉となる・・・そんな無限の好循環の中心にある「人と人との関係」を、私たちは何よりも大事にする集団でありたいと強く思っております。

1978年にアミューズが創立され、私が入社したのが1998年のことでした。その頃は、今と比べて社員も所属アーティストも少なかったのですが、皆で膝を突き合わせながら、文字通り"一丸"となって駆け抜ける日々でした。その後、皆様のご支援によりアミューズグループは大きな成長を遂げることができましたが、あの頃の原点に私たちは今一度立ち返り、チーム・アミューズとして、"一丸" に磨きをかけ車座精神から生まれるアミューズ力を深めていきます。

7つの"き"

アミューズの創業から、アーティスト・社員全員が、ずっと大切にしてきた思いがあります。

"人気"とは。
"人の気"であり、人の気持ちを集め、人の気持ちを動かすことです。

まさに愛こそ全てです。たくさんの気持ちや想いが集まる人間関係 "人の気"こそが感動を生み出す源泉です。この "人の気"からはじまる "き"は7つあります。

①気(気持ち)
人の気持ちを第一に、人の気持ちを集め、人の気持ちを大きく動かしていくこと。

②機(機縁)
人のご縁や機会を大切にしていくこと。

③喜(喜び)
皆が、相手が、人が喜ぶ事を四六時中考えること。

④生(生まれる)
喜びを感動に昇華させ、人と人とをつなぎ合わせるかけがえのないものを生んでいくこと。

⑤輝(輝き)
気持ちや、ご縁や機会、それによって生まれるものを磨き輝かせていくこと。

⑥起(起き上がる)
どんなことがあろうと、皆で気持ちを合わせ、必ず起き上がること。

⑦奇(奇跡)
人の気持ちを集め、奇跡を起こすこと。

アミューズは、どんな時代も変わらない、7つの "き"を大切にした、"愛"溢れる会社です。所属アーティスト、社員、全員の力を一つにして、必ずお客様にエンターテインメントを通して明日なる光を届けます。

今後のアミューズグループに、是非ご期待ください。

代表取締役 社長執行役員

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