2019年3月22日(金) 公開
出演:阿部純子・ロデオン ガリュチェンコ
山本陽子(特別出演)・アレクサンドル ドモガロフ・六平直政
斉藤工・イッセー尾形
監督・脚本・編集:井上雅貴
原案:青山淳平
原作:田中和彦
脚本:香取俊介
音楽:小野川浩幸
製作:「ソローキンの見た桜」製作委員会
配給:KADOKAWA
©2019「ソローキンの見た桜」製作委員会
日露戦争時代のロミオとジュリエット。
戦争がなければ一緒に眺められた桜
戦争がなければ出会えなかった二人の物語
映画「ソローキンの見た桜」

ストーリー
2018年、駆け出しのTVディレクター桜子は、ロシア兵墓地の取材でロシアに出かけた。意外なことに、祖母・菊枝から自分のルーツがロシアにあると知らされる。祖母の手元には、先祖であるゆいの日記が残されていた。桜子は、自らのルーツであるロシア兵と日本人看護師、2人の日記を紐解いていくうちに衝撃の事実を知ることになる。
日露戦争時代、傷ついたロシア兵、ソローキンの手当てをすることになったゆい。ゆいは弟を戦争で亡くし、心の奥底ではロシア兵を許せないでいた。日本は世界から一流国として認められるためにハーグ条約の遵守を意識し、日本に連れて来たロシア兵に捕虜でありながら外出自由やアルコールの購入を許すなど、様々な便宜をかけていた。この特殊な状況の中で、松山市民とロシア兵捕虜の交流は深まって行った。ゆいは、ロシア兵を憎みながらも、ソローキンの寛大な心と女性を尊敬する考え方に惹かれてゆく。ソローキンも、ゆいの心の奥の悲しみをしり、いつしかその悲しみを取り除きたいと願い始めていた。
ロシア革命に参加するため収容所を脱走し、母国ロシアへ帰る計画を立てたソローキンは、ゆいも一緒に連れて帰ろうとするが…