映像作品

2004年5月14日（土）　公開

「桃」
出演：長谷川京子・池内博之・野村恵里
原作：姫野カオルコ
監督：篠原哲雄
東京のOL29歳の淳子は、中学時代の恩師の葬儀に出席するため、久しぶりに故郷を訪れる。
そこには変わらず桃畑が広がっていた。同級生矢崎との会話で、かつて中学生の自分が独身教師とさんざん「いやらしいこと」に耽った思い出が甦っていく。
淳子は言う「あたしもあの人もただやりたかっただけだよ」。

「夜の舌先」
出演：高岡早紀・近藤公園
原作：唯川恵
監督：松尾スズキ
工場で働く正子は、上司とのデートの代償に有給休暇を手に入れ、南国へひとり旅。
市場で見つけた不思議な香炉。怪しい女主人は「それを見つける人は不幸な人。でもこれで幸せになる。」と言う。
帰国した正子が半信半疑で試すと、以前から気になっていた後輩の浅山が夢に登場。激しく絡み合う二人。正子は香炉の淫らな夢の虜になっていく…。

「玉虫」
出演：石田えり・加瀬亮・小林薫
原作：小池真理子
監督：塚本晋也
野中にぽつんと立つ古ぼけた一軒家。「じじい」の愛人である女は、この家でひっそり暮らしている。
ある晩、じじいが若い男を連れてくる。泥酔したじじいが傍にいながら二人の間に淫靡な空気が流れ出す。
ある事件をきっかけに女と男の距離は一気に縮まることに。しかし女は、囲われた自分の人生に疑問を持ち始めていた…。

「太陽のみえる場所まで」
出演：大塚ちひろ・石井苗子・片桐はいり
原作：室井佑月
監督：廣木隆一
深夜、熟女ホステスのマチコがタクシーに乗り込むやいなや、助手席に隠れていた若い女日出美が包丁を片手に現れる。
女性運転手の佳代もすでに被害者だった。女同士のプライドを賭けた激しいやりとりの中、3人の女のそれぞれのしがらみを乗せて深夜の不思議なドライブが続く…。

「女神のかかと」
出演：大塚寧々・森田直幸
原作：乃南アサ
監督：西川美和
小学生の真吾は受験を控える優等生。積極的な同級生奈月に押されっぱなし。
誘われて訪ねた家で、真吾の目は奈月の母親に釘付けになる。
すっかり心を奪われた真吾は成績がガタ落ちに。そんな真吾を知っているかのような素振りの奈月の母親梗子。
真吾は今まで経験したことのない感情に揺らいでいく。

「Dancing Erotic Female」
振付・監督：夏まゆみ
音楽：今井了介
Opening"CALIENTE" Interlude"Ex-tasy" Ending"f-MALE"
5つのストーリー作品に3つのダンス・エンターテインメントがコラボレーションするという日本映画初の試みで、ダンスと音楽と映像の新しい可能性を提示する。