株式会社アミューズは、「やまなし県有林活用温暖化対策プロジェクト」の一環であるオフセット・クレジット「やまなし県有林J-VER」を活用し、山梨本社オフィスで使用する電力由来のCO2をオフセットします。この取り組みにより、年間CO2排出量約250t-CO2が削減されるとともに、クレジット購入代は山梨県の持続可能な森林保全・整備のために役立てられます。
山梨の豊かな森林を守るオフセット・クレジット
富士山や南アルプスといった日本でも有数の豊かな自然環境を有する山梨県は、県土の78%を森林が占める森林県であり、このうちの46%を県有林が占めています。この県有林は、標高200メートルから3,400メートルにわたり、暖帯林から寒帯林までの多様な植生を見ることができるまさに自然の宝庫と言えます。
森林環境の保全や地球温暖化防止には、人の手による適切な管理がなくてはなりません。今回活用する「やまなし県有林J-VER」は、「やまなし県有林活用温暖化対策プロジェクト」の一環として、県有林における森林整備(間伐)に伴う二酸化炭素吸収量を国の推進するオフセット・クレジット(J-VER)制度によりクレジット化したものであり、国際的な森林認証制度にもとづき全国ではじめて発行されたオフセット・クレジットです。
このクレジット購入による収益は、生物多様性を育む山梨県の豊かな県有林の整備に活用されます。このクレジットの活用を通じて脱炭素を進めるとともに、山梨の自然を守る取り組みを応援します。
地域に根付くよりサステナブルなオフィスへ
アミューズは2021年、山梨県・西湖に本社を移転し、心を豊かにする「モノづくり」の新たな⼀歩を踏み出しました。創業45周年を迎えた2022年、10月には本社オフィス「アミューズ ヴィレッジ」がグランドオープン。また、富士山麓を舞台に自然と共に生きる新たなライフスタイルを提案する新規事業「ライフカルチャー事業」を本格始動し、燃料を使わない水辺のアクティビティ「HOBIE」や、初心者でも気軽に自然の魅力に触れることができるエンタメ・キャンプ場「FUN OUT! PARK FUJI」、樹海などを活用したアドベンチャー教育プログラム「Edventure Club」など、山梨ならではの新規プロジェクトを次々とスタートしました。
本社は山梨の自然や地域資源を活用した事業により、多くの人々とその恩恵を共有し、また自然・地域へと還元していく、人と自然との循環の基点として位置付けております。新オフィスでは使い捨てプラスチックの削減や、アップサイクルした家具・備品やコンポスト、地産の無農薬野菜を取り入れた食事などの導入に加え、照明などの節電施策を実施していますが、今回の取り組みをきっかけに、節電・省エネ施策を一層推進し、よりサステナブルなオフィス運営を目指します。
今後も事業やオフィス運営を通して山梨県への貢献を目指すとともに、人と自然とが共生する社会の実現に努めてまいります。