海路の戯曲「檸檬」が第29回劇作家協会新人戯曲賞を受賞!

演劇界の未来を担う才能に道を拓くことを期し、日本劇作家協会が1995年から主催している劇作家協会新人戯曲賞にて、弊社所属アーティスト海路(読み:みろ)の戯曲「檸檬」が第29回劇作家協会新人戯曲賞を受賞しました。

脚本家・演出家・映像監督・劇団papercraft主宰である海路は、18歳の時に日テレ学院シナリオライター講座卒業後「ごくせん」「1リットルの涙」「ナースのお仕事」などで知られる脚本家、江頭美智留さんのもとで脚本を学びました。
その後、20歳で自身が主宰する劇団papercraftを立ち上げ、以降は、コロナ禍の時もハイペースで作品を発表しています。

今回の受賞作である「檸檬」は、今年1月に浅草九劇で劇団公演として上演され、半年後に口が消えるという事実を突きつけられた女性が、それをきっかけに人間関係が崩れていき、ある「犯罪」を犯してしまう姿を描いた作品です。
最近では演劇作品のほかに、映像作品にも精力的に取り組み、活動の幅を広げています。

なお、2023年11月29日(水)より、自身が主宰する劇団papercraft番外公演「ミタココロ」がEARTH+GALLERY(東京都江東区)にて開幕しますので、こちらもぜひご期待ください。

海路 コメント
この度、「檸檬」を受賞作としてご選出頂きとても光栄であるとともに、審査員の方々、及び劇作家協会の皆様には、心より感謝申し上げます。

本作は「愛されないもの」をテーマに扱った作品でした。
正直、自分の描く作品は誤解を恐れずに言うと、共感されない方が良い作品だと、個人的に思っています。この作品に限らず、今までの作品はどれも「生きにくい」人達を扱っているからです。しかし、日々その作品との距離感が、社会全体として縮まってきてしまっているように感じる瞬間が多々あります。
だから、こちら側の世界の人達は、ほんの少しだけでも、その日、その週、その月、その年を、ハッピーで過ごせることを心から願っています。
そして、そんな世界で暮らしたいな、って勝手に思っています、私事ですが。
今後、作品を通して何を描くのか、まだ先のことなんて何も分からないけれど、でもただそんな風に思いながら、作り続けられたら良いなと、そう思っております。

最後に、この作品に関わって下さったキャスト、スタッフ、そしてご来場頂いたお客様、本当にありがとうございました。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

劇団papercraft 番外公演「ミタココロ」

2023年11月29日(水)〜12月3日(日)

会場:EARTH+GALLERY 

作・演出:海路
出演:川嶋由莉、朝田淳弥、イトウハルヒ、佐々木修二

▽劇団papercraft 番外公演「ミタココロ」オフィシャルサイト
https://gekidan-papercraft.amebaownd.com/posts/48293559

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