2026年4月29日(水)から5月6日(水)まで、新国立劇場・小劇場にて谷崎潤一郎の「春琴抄」が茅島みずき主演、海路の演出での上演が決定。出演者とともに、公演ビジュアルも解禁されました。
主演には茅島みずきを「春琴」役として迎え、ダンスパフォーマンスグループs**t kingzのメンバーである小栗基裕が「佐助」役で出演。水田航生が「私」役、「晩年の佐助」として永井秀樹さんの出演も決定。さらに、初の舞台出演となる古屋呂敏が「鴫沢」役、本作が本格的なデビューとなる中山敬悟が「門弟」役として出演いたします。
1886年生まれの谷崎潤一郎は今年で生誕140年を迎え、「痴人の愛」「陰翳礼讃」「細雪」を初め、数多くの作品を世に残しています。中でも、今もなお根強いファンの人気を集め、多くの名俳優たちにより映像化・舞台化されてきた「春琴抄」は、盲目の琴三絃奏者・春琴と丁稚であった佐助が、師弟関係を結んだことをきっかけに秘密の関係へと進化していく物語で、従来からのマゾヒズムと関東大震災を機に関西へ移住したことで触発を受けた日本の伝統美とが溶け合った谷崎の中期代表作であり、耽美主義文学の金字塔として世代を越えて読み継がれている作品です。
そんな「春琴抄」を戯曲化し、演出するのは、劇団papercraft主宰の海路。第29回劇作家協会新人戯曲賞を受賞し、以降も近年は彩の国さいたま芸術劇場、KAAT神奈川芸術劇場と確実にステップアップをしてきた海路が、ついに新国立劇場に初進出。93 年前に発表された「春琴抄」を、26歳の海路が、令和の今にどのように演出していくのか、ぜひご注目ください。