1990年3月21日に「恋しくて」でメジャーデビューし、今年35周年を迎えたBEGIN。
デビュー月の3月には、BEGIN35周年記念公演「さにしゃんサンゴSHOW!!」を日本武道館と大阪城ホールで開催しました。そして、7月2日には、7年ぶりとなるオリジナルアルバム「太陽」のリリースが決定。9月から来年3月まで、全35公演をまわる全国ホールツアー『BEGIN 「さにしゃんサンゴSHOW!!」〜35年目の音楽旅団ツアー〜』を開催することを発表しました。そんなBEGINに、35周年を迎えた心境やニューアルバムについて、また、今年で25回目の開催となる「うたの日コンサート」への想いを聞きました。
ー35周年を迎えての心境
栄昇：35年間、本当におかげさまでくることができました。まずはありがとうございます。先に天国に行く先輩方もいらっしゃる中で、ライブって奇跡なんだなと思うんですよね。口約束ですよね、「ライブ会場で会おうね」って。それがね、日に日にありがたいなと思う35年ですね。
優：35年って考えたらものすごく長い年月で。僕らがデビューした頃って、レコードからCDに切り替わった頃で、それが今や配信になって、世界を変えるくらい長い時間なんだなって。だから（35年間、BEGINを）やれていることに感謝しております。ありがとうございます。
等：今回 、35周年っていうことでライブをいろいろやらせていただいて、僕たちが作って僕たちがスタートした曲かもしれないけれども、みんなに愛されて歌って口ずさんでくれているのを実際に見ると、これが35年という時間なのかなっていうのをすごく感じることができましたね。
ー7月2日発売のアルバム「太陽」について
栄昇：日本武道館、大阪城ホール（のような大きい会場）に初めて行って、どうしようかなっていう人がいっぱいいるだろうと。（お帰りの際に）新曲が BGM として流れていたら暇しないだろうと。そのためにアルバム作るぜ、みたいなモチベーションが上がったわけ。しかも、そのアルバムを石垣島で作ったって言ったら、みんな喜んでくれるんじゃないかと。優も等もたまには里帰りして、みんなで友達に会ったりとか親戚に会ったりするのもいいだろうと。
優：島を離れて、あんなに長く（石垣島に）いることがあんまりなかったので、改めて石垣ってすごいなって思えたんですよね。この山すごいなとか、この海すごいなとか、そういう音楽以外でもたくさんパワーをもらった気がしますね。それが多分アルバムにも込められているんじゃないかなっていうふうには思いますよね。
等：レコーディングのときにお菓子を持って遊びに来てくれるのが同級生だったりとか、レコーディングが終わって行くのが同級生がやっているバー だったり。レコーディングしているんですけど、その中でまた学生時代の石垣島の雰囲気を味わうっていうのがとても新鮮というか、いいなというか。石垣島に携わった時間とかを考えると1番今回は長かった。そういう意味では"MADE IN 石垣島"のような感じがしますね。
ー6月28日に開催される「沖縄からうた開き！うたの日コンサート2025 in 那覇」を楽しみにしている皆さんへメッセージ
等：年に1回、本当に僕たちの中でも1番大事なライフワークになっているんですよね。うたというものの大事さに、なかなかやっぱり気づかないんですよね、空気と一緒で。そこで、うたに感謝をすることができるという 1日を俺たちが設けて、その日が少しでもうたをお祝いできる、世の中にうたというものがあってよかったなと思える日になればいいのかなと思っております。
優：なんか沖縄にBEGINでできないかなっていう話をしていて、今でも覚えているんだけど、アミューズスタジオの駐車場で栄昇が「うたの日っていうのはどう？」って。沖縄って、「慰霊の日」が6月23日にあるんだけど、その日の翌日からは、うたを歌ったり踊ったりすることが、ゆるされた日じゃないかっていう話をしていて、30歳過ぎの僕ら3人が 栄昇の発した「うたの日」っていう言葉にみんなで盛り上がって。25回やっているっていうのも、ちょっとびっくりですよ。今年は那覇なので、ぜひ皆さん、この25年目の「うたの日」を味わってほしいなと思います。
栄昇：うたが主役です。BEGINじゃないです。本当はチケット代もいらないってやりたいんだけど。1回やったんだよね、大変なことになりましたけど（笑）。なんか値段もつけたくないし、ただうたっていうものにありがとうって言いたいみたいな。「平和コンサートですか？」ってよく言われるんだけど、それも関係ないです。もし平和のための「うたの日」だとしたら、世界中大変だけど、世界中から争いがなくなって、じゃあ「うたの日」やる意味ないですよってならないですよね？とにかくできるだけうたを自由にしてあげたいというのが、2025年、僕が思う「うたの日」ですね。
ー9月からスタートするBEGIN 「さにしゃんサンゴSHOW!!」〜35年目の音楽旅団ツアー〜に向けて
優：35年分の音楽を届けられたらいいなとは思うんですけど、新曲もあるので、いつも栄昇がセットリストを考えてくれているんだけど、それも含めて皆さんに楽しんでもらえたらいいなというふうに思います。
等：本数も35本とたくさんやって、その分いろんなところに行くということは、たくさんの方に会える。今まで応援してくれていた方にたくさん会えるっていうのはやっぱり嬉しいし、元気な姿で皆さんに会いに行こうと思いますので、ぜひ楽しみにしていただきたいなと思っております。
栄昇：僕はですね、やっぱり頑張りたいんですよ。もう力いっぱいやりたいわけよ。うたを歌うことは、今までも当たり前にもう力いっぱいなんですよ。ライブは大丈夫です。間違いなくみんなと一緒に、いいものを作れるから。本当に口約束ですよ。みんな生活大変だし、本当に体調とかもね、ライブに行けるっていうんだったら最高よ。俺らだってそうだし。でもね、やっぱり約束してその先にみんながいるっていうだけで、俺らも頑張れるし。仲間を集って、（ライブが）できる日を楽しみにしていますので、どうぞよろしくお願いします。
35年という長い旅路の中で、変わらぬ音楽への情熱を込めたBEGINのインタビューの模様は、アミューズオフィシャルYouTubeチャンネルにてご覧いただけます。また、「BEGINのこれまで」をクイズ形式で振り返る緊急企画「あの頃のこと覚えてる？」も実施しています。お互いの第一印象や「THE 夢人島Fes.2006」当時の貴重なエピソードを思い出しながら話していますので、ぜひご覧ください。
▼アミューズオフィシャルYouTubeチャンネル内オリジナルコンテンツ「A!PRESS」
「BEGIN デビュー35周年記念インタビュー」
https://youtu.be/Td1lbZPl8ZU