アミューズ人/アミューズコミュニケーションデザイン「アーティストとクライアントをつなぎ、ともに新しい価値を形にする」

アミューズの財産である「人」や「モノ・コト」などにフォーカスするTOPICSオリジナル企画。当社は2024年10月に組織改編・会社分割を行い、中核事業であるアーティストマネージメント部門においてカンパニー制を導入し、近年注力してきた事業においては、会社分割を通じて、新設する完全子会社5社と既存の完全子会社のKultureに移管しました。大幅な組織改編から1年が経過した今、分社化した各社へのリレーインタビューを実施。

今回は、当グループの所属アーティストやコンテンツの力を活かし、さまざまなプロモーションを手がけるアミューズコミュニケーションデザイン(以下、ACD)が登場。営業とマーケティングが一体となり、クライアント のニーズや課題解決に取り組む同社で、クリエイティブプロデュースチーム室長の遠藤 功と、マーケティング戦略チーム室長の舞木真生に、分社化からの1年を振り返りながら、仕事への想いや取り組みについて語ってもらいました。

営業とマーケティングが連携し、最適な企画をクライアントへ提案

営業としてチームを率いる遠藤(写真右)とマーケティングを担当する舞木(写真左)

映画や映像業界を志望していた遠藤は、学生時代に当時グループ会社だったアミューズソフトエンタテインメント株式会社(2015年3月にアミューズに吸収合併)でインターンをし、大学卒業後そのまま入社。CDやDVDの店舗への卸売営業からキャリアをスタートしました。その後30代に入り、アミューズのアーティストマネージメント部門でマネージャーの経験を積み、再び営業畑へ。アミューズのコンテンツをクライアントに提案するビジネスアライアンス部を経て、ACDの前身となるアカウント営業部に配属となり、昨年の組織改編に伴う分社化を機に、アカウント営業部がACDとして設立され、同社のクリエイティブプロデュースチームの室長となりました。

遠藤「クリエイティブプロデュースチームの仕事は、営業/プロデューサーという立場で直接クライアントに伺い、課題をヒアリングして、解決するためにアミューズのアーティストと結びつけた企画を作り提案する。わかりやすく言うと、グループ内で広告代理店のような役割を担っています。組織改編で分社化はしたものの、仕事内容はほとんど変わっていません」

一方、エンタメ業界を志し、第二新卒でアミューズに中途入社した舞木。デジタルビジネス部門で若手俳優を中心としたデジタルコンテンツの企画・制作を担当した後、CM営業部を経てアカウント営業部にジョインします。そして昨年10月よりACDのマーケティング戦略チームで所属アーティストとクライアントをつなぐマーケティングを担当するマーケティング戦略チーム室長となりました。

舞木「所属アーティストとクライアントをうまく結びつけるためのデータ分析やプランニングをしているチームです。クライアントの商品プロモーションだけでなく、ブランディングや採用活動、周年ムービー制作など、目的はさまざまで、データ分析と情報収集で所属アーティストとクライアントの両方を理解しながら、課題解決のための企画を立てる仕事です」

ACDでは、営業とマーケティングが密に連携して、クライアントの課題を解決するための企画提案を行っています。舞木はデータやファンの方々の声、クライアントのニーズを整理し、アミューズグループにおける最適なアーティスト起用を検討。一方で遠藤はクライアントとの対話を通じ、具体的な企画に落とし込みます。

遠藤「正直、まだまだ認知度は高くないですが、興味を持ってもらえるクライアントは年々、増えています。一般企業の方から見ると芸能プロダクションは少し距離を感じやすいジャンルかなと思うので、クライアントとアミューズの橋渡しをする会社としてACDを知ってもらいたいです」

チームの熱量が形になった、印象的なプロジェクト

2024年10月の組織改編から1年、いくつものプロジェクトを手がけてきましたが、アーティストの「気になるお店がある」というひとことから始まった、コーヒーブランド「imperfect」とのプロジェクトは、アーティスト発信の好例として印象に残っていると遠藤。

遠藤「4年前にアーティストと一緒に表参道の店舗を訪れて、店員さんとお話をしたことが、お仕事をご一緒するきっかけになったんです。最初はアーティストとのコラボ商品を企画し販売したのですが、現在ではサブスクサービスの入会促進など、ブランディングにも携わらせていただいています」

ポルノグラフィティの新藤晴一とimperfectのコラボレーションでは、特別ブレンドやオリジナルグッズが届くサブスクが話題に。(現在は終了)

もう一方で、クライアント側からアプローチをいただき、アミューズのアーティストを上手くマッチングできた事例も。

遠藤「アシックス商事さんからウォーキングシューズのプロモーションのご相談をいただき、今年118日に開催されるウォーキングイベント『Sunrise to Sunset Walk』で、 よりたくさんの方に歩く楽しさを届けるべく、俳優ユニット"チーム・ハンサム!"メンバーが、ウォーキングコースの紹介やアンバサダーとして参加者を応援するチア活動など、多彩な企画でイベントを盛り上げます。今後も、さまざまなシューズでアーティストを起用したブランディング施策を展開していく予定です」

こういった取り組みの裏側には、マーケティングチームの丁寧な情報収集やクライアント分析があり、プロジェクトをしっかりと支えています。

そんな舞木自身は、山梨県にある都留文科大学の周年ムービー企画の事例が印象的だったといいます。

舞木「都留文科大学70周年という節目のブランドムービーにどんなアーティストの曲が合うのかと考えていたときに、社内でとあるバンドのマネージャーからメンバー6人中5人が山梨出身だという情報を得て、ヴォーカルが書き下ろした楽曲とともに大学側に提案し採用いただきました。その際に、ヴォーカルが想いを込めたお手紙を大学宛に書いてくださって、アーティストの想いもクライアントに伝わったいい取り組みだったなと思います」 

アーティストに近い立場にいる、ACDらしさで勝負する

現在、ACDのメンバーはおよそ10名。少数精鋭でいくつものプロジェクトを進めています。ACD設立後、業務内容は変わらないものの、状況には多少の変化を感じているといいます。

遠藤「会社として独立したことにより、"自分たちで売上をつくる"責任感はより強くなりました。アミューズグループとして興味をもっていただける部分もありますが、今はまず自分たちの提案力で認めてもらう必要がある。そこは大きな変化ですね」

独立したからこそ、より一層、アミューズグループ傘下であることの強みをしっかりと考え、企画に取り入れることを意識するようになったとも。

舞木「他の広告代理店と同じように勝負しようとは考えていません。所属アーティストやマネージャーと日常的に関わり、趣味嗜好や今後のプランニングまで理解したうえで、クライアントに最もマッチする提案ができる。これは、アーティストマネージメントを軸に事業を展開しているアミューズグループだからこそ可能なアプローチです。アカウント営業部の時から上長たちが口を揃えて言っていた、"三方よし"という言葉は私も大切にしています。クライアント、アーティスト、ファンの方々に喜んでもらえる企画であれば、結果的に良いプロモーションになると思います。こういった訴求ができるのは、私たちだけだと自負しています」 

ACDの魅力は少数精鋭だけに、「企画を形にできる裁量の大きさ」と、「アーティストとクライアントの架け橋になれるやりがい」にあります。

また、働く仲間にはどんな人が向いているかと問うと、「自分が置かれた環境を楽しめる人」だといいます。

遠藤「プロジェクトを進行して行く中で様々な課題がでてきますが、逆境も自分のアイデアで楽しくできる人。アーティストとマネージャー以外にも多くの制作チームのメンバーと関わるので、営業の立場だけではなく、アーティストやクライアント、制作チームの意図を理解し、プロデューサーとしてともに考えられる人が向いていると思います」

舞木「チームで動いていると、考え方が違う人はもちろんいます。違う意見も受け入れられる、面白がれる人が向いているかなと。私もそうありたいですし、それぞれが置かれている立場や言っていることの本質を考えてみることで、新しい情報を得られたり新しい企画につながったりしていくと思います」

クライアントに信頼される、戦略的パートナーへ

次のステップとして目指していることは、「クライアントとの関係性をさらに深め、アーティストがチャレンジしたいことを企画化すること」と遠藤。

遠藤「戦略的パートナーとして信頼される会社に成長したいです。そのためには常にクライアントの市場の変化や状況等に興味をもって自主的に情報を収集して、様々な知識を持っておくことが重要だと思います。困ったことがあったら"ACDに連絡しよう"みたいな、些細な相談でも気軽に話せる関係を築くことが次のステップですね」

舞木「広告やマーケティングの知識をしっかり身につけて、社内外で信頼してもらえる存在になりたいです。まずはアミューズグループ内に知ってもらうことで仲間を増やし、既存クライアントから、より裁量のある仕事を任せてもらえる体制を作りたいと思っています」

アーティストの想いと、クライアントのメッセージを結び合わせ、新しい価値を生み出し続けているアミューズコミュニケーションデザイン。今後も、アミューズグループの強みを生かした柔軟な発想と熱量で、「三方よし」のクリエイティブをご提案します。

*社員の所属部署などの情報は2025年10月時点のものになります。

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▽アミューズ人/アカウント営業部 ―アミューズのノウハウが生み出す効果とは―
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