アミューズの財産である「人」や「モノ・コト」などにフォーカスするTOPICSオリジナル企画。今回は「アミューズならではのモノづくり」をテーマに、アーティストや社員にとってアミューズがどのような場所なのかを深掘りするクロストーク企画を前後編でお届けします。参加したのは、当社所属の俳優・細田佳央太と担当マネージャーの森木優理子、2025年4月に入社したばかりの新入社員4名です。6人はどのようにしてアミューズと出会い、どんな仕事をして、将来はどのような夢を実現したいと想い描いているのでしょうか。新入社員から細田へのフレッシュな質問も交えながら、時間の許す限り、たっぷりと語り合ってもらいました。
<プロフィール>
■細田佳央太
俳優、タレント。4歳から活動を始める。以降、ドラマや映画で活躍。2019年、石井裕也監督作・映画『町田くんの世界』にて主演を務め、映画「花束みたいな恋をした」、ドラマ「ドラゴン桜」(TBS)、NHK大河ドラマ「どうする家康」、2025年前期NHK連続テレビ小説「あんぱん」などに出演。AMUSE Audition 2025-26「私が撮りたかった俳優の原石展」のアンバサダーも務める。
■プロダクション5 第1プロデュース部 森木優理子
細田の担当マネージャー
■2025年度入社の新入社員
プロダクション5 村山実音子
プロダクション6 今井まゆ
プロダクション7 齋藤舞子、大石亮介
やりたいことを軸にアミューズへ

――アミューズに入社・所属したきっかけを教えてください。
細田「以前所属していた芸能事務所を退社後、今後の活動に向けていくつか書類を送った事務所のうちのひとつがアミューズでした。最初に憧れた俳優が三浦春馬さんだったので、アミューズへの所属が決まったときは、『春馬さんと同じ事務所だ!』とすごく興奮したのを覚えています」
森木「私はいろいろなご縁が重なって、アミューズに入社しました。実はもともとドラマを作りたくて、就職活動ではテレビ局ばかり受けていたんです。最終面接に落ちてしまって『夢への道が途絶えてしまった......』と、どん底の気持ちだった頃に思い出したのが、当時大流行中でアミューズ所属の星野源さんが出演していた『逃げるは恥だが役に立つ』というドラマでした。星野さんは、芝居も音楽も、どちらもやれるアーティスト。こういう人を育てられるようになりたいと感じ、アミューズの新卒採用に応募したところ、採用してもらうことができたのです。ただ、後で知ったのですが、星野源さんは音楽をアミューズで、お芝居を大人計画という事務所でやっていたんですね。面接で間違ってしまいましたが、知識うんぬんよりは考え方の部分をアミューズの人たちが買ってくれたからこそ、ここにいられるのだと思います」
細田「新入社員の皆さんは、どんな想いやきっかけがあってアミューズを選んだのですか?僕は就職活動をしたことがないので、すごく気になります」
大石「僕がアミューズを知ったのは、『護られなかった者たちへ』という映画がきっかけです。この映画では、阿部寛さん、佐藤健さんなど話題の俳優が多数出演し、製作にはアミューズも携わっています。アミューズについて調べていく中で、音楽や映像など様々な事業と部門があることが分かり、ここでなら「映画を作る」という僕の夢も最終的に実現させられるのではないかと入社を決めました」
村山「私は小さい頃からダンスを習っていて、スクールを通じて舞台のバックダンサーやCMへ出演する機会もありました。そうした表舞台の経験の中で、自分たちの表現を通じて観客の方が涙を流してくださる姿を見たことがあるんです。その光景が原体験となって、高校生の頃、将来はゼロイチで作品を生み出せる人になりたいと思うようになりました。アミューズを選んだのは、アーティストのサポートからモノづくりまで、幅広い経験を積める環境があると感じたからです。様々な経験を積む中で自分が向いている領域を見つけられるということは、大きな事務所ならではだと感じ、応募を決めました」
今井「私は、小さい頃から大好きな女優さんがアミューズに所属していたので、選考に応募することを決めました」
森木「誰が好きなの?」
今井「清原果耶さんです。昔、清原さんの担当マネージャーさんのインタビュー記事を見つけて、マネージャーさんご自身が清原さんが演じる役を選んだり、服装などにも細部までこだわりを持ってプロデュースしていることを知り、マネージャーの仕事に興味を持ったんです。それで、アミューズを受けることに決めました」
斎藤「私は音楽が好きで、ファンクラブに入っていた経験からファンクラブ運営に興味を持ちました。2人の兄の姿を見て、仕事をするならやりたいことを追求したいと思ったため、ファンクラブに関連する仕事があったアミューズに応募。現在はプロダクション7でファンクラブ担当として仕事をしています」
細田「すごい!着実にやりたいことに進んでいるんですね。皆さん、それぞれ軸となる想いがあって素敵です。それをこの先もずっと大切にしてほしいなと感じます」
マネージャーはアーティストのキャリアをプロデュースし
モノづくりに携わる仕事

――アミューズが長年プロデュースする 「ハンサムライブ」では、細田さんと森木さんはそれぞれ違う立場でかかわっていますよね。この制作にかけるお二人の想いを聞かせてください。
森木「チーム・ハンサム!には、細田は演者として私は制作スタッフとして、2019年から携わっています。『SUPER HANDSOME LIVE(以下、ハンサムライブ)』は、アミューズ所属の俳優たちが歌やダンス、ミュージカル、トークなどを通じて、ファンの皆さんに感謝の気持ちを直接伝えるイベント。彼らの存在を世の中に知っていただく機会にもなっています。このイベントは、今年で20周年。『ULTRA HANDSOME LIVE』と名前を変え、大きな節目を迎えます。マネージャーの仕事をしつつ、いちスタッフとしてイベントを作っていくので、大変なプロジェクトではあるのですが、来てくださるお客さんの反応を含め、とても大きなものをもらえる時間で、非常にやりがいのある仕事のひとつです」
細田「これまでのハンサムライブには、佐藤健さん、三浦春馬さん、神木隆之介さん、吉沢亮さんなど、そうそうたるメンバーが出演してきました。ですので、2019年にハンサムライブへの出演が決まった際は、プレッシャーが大きく、僕にできるのかなという気持ちがありました。しかし、俳優としてファンの方に感謝の気持ちを直接伝えられる場はハンサムライブくらいしかないと気がついてからは、心から楽しんで出演しています。ライブの内容や僕がやりたいと感じたことなど、森木さんとはハンサムライブについて、よくいろいろな角度から話をしますよね」
森木「よく話すよね。細田は『ファンの皆様に感謝を伝える場である』というハンサムの取り組みの意図をすごく汲んでいて、その上で皆様に喜んでもらうためにとても沢山考えて意見を伝えてくれるので、助けられています。アミューズのマネージャーは、ただアーティストのサポートをするだけの存在ではありません。部署名に『プロデュース』と入っている通り、アーティストの現在の仕事やこれからのキャリアをプロデュースし、関連する様々なモノづくりにも携わる仕事です。だから、ハンサムライブのようなイベントづくりにも携わります。自分が手がけた仕事で担当アーティストが輝くのは、やはり大きなやりがいです。アミューズならではの仕事のあり方だと感じます」
どんな個性を持つ人でも きっと活躍できる場所がある

――現在、細田さんがアンバサダーを務めるアミューズの新人俳優発掘オーディション「私が撮りたかった俳優の原石展」が開催中で、新しい仲間を募集しています。どんな人にアミューズの仲間となってほしいですか?
細田「アミューズには、いろいろな得意領域を持っている人がいて、たくさんの部署があります。なので、どんな個性を持つ人でも、きっと活躍できる場所があるんじゃないかと思います。このオーディションに応募する人たちは、僕が育ってきた時代とはまた違う空気の中で生きてきたと思うので、そういう背景があればこそ表現できるものが、きっとあると思います。この世界を目指したいと思った純粋な気持ちと謙虚さを大切に、ぜひオーディションに挑んでほしいです」
森木「マネージャー目線で言えば、お芝居や歌などの芸事の部分に関しては、事務所に入ってからいくらでも伸ばすことができると思います。なので、オーディションでは、ありのままの自分をぜひ見せていただきたいですね。一方で、俳優業は人との関わりが絶対に発生する仕事です。どんなにお芝居が良くても、日頃の態度が良くなければ周囲から人が離れていくものですし、逆にたとえミスをしてしまっても、礼儀と愛嬌があれば、いくらでも取り返せます。その意味では、人が好きで、人の行動、思考に興味があって、何かあった時は人を頼るなど、しっかりと関わりを持てる方が向いているのではないかと思います」
細田「森木さんの話を聞いていて、言いたいことをひとつ思い出しました。オーディションを受けてくださる方にも、アミューズの新入社員の皆さんにもお伝えしたいことなのですが、俳優とマネージャーに上下関係はないので、対等に話せる距離感をぜひ作ってほしいです。僕も今、森木さんをはじめとするチームの皆さんといろいろなことを話しながら、俳優として前に進んでいるので、マネージャーさんとの会話はとても必要なことだと感じます」
社員一人ひとりが つくりたいものへの情熱をもっている

――皆さんのアミューズの好きなところ、おすすめポイントは?
細田「マネージャー陣に、森木さんをはじめ、素敵な人たちがたくさんいることです。僕はネガティブな性格なのですが、唯一自信があるのが、これまで出会ってきた人たちに恵まれているということです。その中には、アミューズのマネージャーさん達も含まれています。アミューズの採用基準が優れているのか、アミュ ーズという会社が素敵な人たちを惹きつけているのか分からないのですが、とにかく良い人たちがたくさんいるのは、アミューズのおすすめポイントです!」
森木「社員としては、やはり『モノづくりに携われる環境がある』というのが、アミューズならではだと感じます。アーティストのためになる仕事に邁進できるのは、やはりおもしろいですし、とても良い部分ですよね」
斎藤「モノづくりへの想いの強さは、会社全体にあるように感じます。新入社員研修で様々な現場を回った際、どの部署の人もやりたいことや、作りたいものへの情熱を持って働いているのが印象的でした」
大石「たしかに僕も入社して、社員の皆さんが想像以上に活き活きとしていて驚きました」
今井「マネージメントは、担当アーティストがどうすれば輝くか、日々すごくこだわって考えて、向き合っているんですよね」
細田「アー ティストやエンターテインメント、モノづくりに対して深い愛情を持って向き合っている人が多い。それが、アミューズという会社なんだと思います」
*社員の所属部署などの情報は2025年8月時点のものになります。
▽アミューズ人/細田佳央太×新入社員クロストーク [後編]―映画作品から業界の働き方改革まで、アミューズ人が描く夢とは?―
https://www.amuse.co.jp/topics/2025/08/post_274.html